奥秩父甲信単独縦走@Day2 飛龍山~将監峠




@4:00AM
まだ夜も明けない真っ暗な内からパッキング開始。











今日はどこまで行こうかーなんて考えつつも、朝焼けが見たくて早出を惜しむ気持ちもあり。。
結局みんなで約束した朝焼けを見るためにいつでも出発できるだけの準備を整えて早々に外へ出る。



そうして目に飛び込んできた空はこんな空。

空と大地の境目が…
物凄く幻想的な一瞬。
それもほんの束の間で。







刻一刻一刻と空が色を変えていく。




名残り惜しいながらも先を急ぐために、モルゲンロートのみを見て完全に陽が昇ってしまう前に次の目的地へと向かう。


昨日出会ったばかりの人たち。
みんなが見守って見送ってくれる中、朝焼けの太陽が目を覚ます前に…
みんなと握手をして別れる。



また雲取のここで再会しよう☆と約束して。雲取を下りて向かうは
飛龍山。




完全に昇り切らない太陽が見せてくれる不思議な森の中での演出…☆

なんだか新たな出発を後押ししてくれているようで安心する。












そして相変わらず堂々たるその姿を主張しているかのような富士の山。






朝霧の霞の中でも空高く天まで聳えるその雄姿は本当に威厳を感じる。






どんなに遠く離れた東京の山からでも見ることができるその姿は。
きっとこれからの旅路でもずーっと見守っててくれているのだろうとさえ、思えた。


雲取山頂から奥秩父主脈縦走路と称される縦走路に入ると、一切人の気配も声もなく。
ただただ静けさだけがある人里離れた山中の山道だった。



飛龍までは延々と続くであろうトラバース道。


旅始めということもあり、肩に圧し掛かる重圧に耐えながら必死で歩く。。。
奥多摩の熊は冬眠しないとか聞いたもんだから、ほんの少しの気配や物音でもなかなかにしてびびる私。w。


しっかり熊鈴を腰につけて音を立てて歩く始末。




北天のタルで初めて人に出会った。
三条に幕営して上がってきたという単独行のおじさん。
どこまで行くのか尋ねたけれど、やっぱり当然1泊くらいの縦走だった。


歩くことひたすら歩き続けて途中、飛龍への分岐とおぼしき道を見つける。
地図上にはしっかり分岐点になっているものの、どう見たってこれぢゃー見落とすだろうなぁ…と。
いうくらいの細い獣道みたいな踏み後。


そして直登ルートのようで。
20分とあったので、迷わず進む。




道も道なだけあってかかわいそうな山頂。
そして展望もなし。。w。
山梨百名山だってのに、ちょっとみすぼらしいかも…。



早々に山頂を抜けて下りようとするところに先程のおじさんに遭遇。




あまりに驚かれたので理由を聞いたら、どこから上ってきたの?だって。
????
てなって、地図を見せて話したら、どうやら案の定見落とした模様。。




やっぱりわかりづらかったんだねあの分岐。


通常はこちらの飛龍権現まで廻って祠のあるところで荷物デポって登るのか…?
なんて、思ったけれど、そんなロスできない!!w。
というわけで、おじさん以外にもこのように荷物デポって登ってきてた人に出くわしたり。



ここから将監峠までがまた偉く長かったなぁ…。
今から思い返してもきっといちばん単調で退屈なトラバース道だった気がするのは言うまでもない。w。






あんまり天気が芳しくなかったこの日、山の中で燃えるように赤い葉っぱ。
つい見惚れてしまった。
天気が良くないだけに映える赤ってのもある意味素敵なものだね♪






なんだかんだとだらだら続く単調なトラバースの先に辿り着いた将監峠直下の将監小屋。


ここの幕営地は芝生で物凄く気持ちよさそうだった♪
峠という名が付いてるにも関わらず峠ぽくなかったし、見上げてみてもそれ程急登でもなく。明日の未明にはこの峠越えをカモシカ山行で歩いていこうと、しばし眺めて見据える。



幕営準備をしようと思ったらやっぱりパラついてきた雨…。





諦めて素泊まり小屋泊に切り替え。
というのも、道中歩いてくる途中でもパラパラきていた小雨…。
時間的にも12時少し廻った所で、今日中に笠取まで辿り着いてしまいたかったので、悩んでいたのだけど…。予報では午後から崩れるらしいとのこと。将監~笠取間は少なく見ても3hないし4h。
厳しいだろうと踏んでの苦渋の決断だった。それで今日は将監で打ち止め。





小屋泊に切り替えたことで時間にも準備にも随分と余裕ができたことで早速御飯作りに珈琲たぃむ♪

散々広げて散らかして、真昼間からビール飲みながらのひと時。
リスクでかい時は潔く諦める☆
これ鉄則だと思う。
なので、切り替えてその時をめいいっぱい楽しむことも大事♪



小屋には和名倉ピストンに出ている連泊のガイドツアーのお客さんたちが泊まっているとかで、和名倉と聞いて聞き捨てならない私はしっかりチェック。w。

実はこの和名倉山☆
奥多摩で日帰りで行けない山ということで、秩父側バリエーションルート縦走を踏破したくて気になっていたので。。。



ちょうど帰ってこられたガイドさんとお客さんたち。
話し掛けて頂き、いろいろお話聞かせてもらえた♪
そして気づけば一緒に飲みましょうよ☆とまでお声掛け頂きご馳走になる始末。。w。
年配の方たちと山でこんな風に出会ってご一緒させて頂いて、山話聞かせて頂けて。
物凄く勉強になったし、より考えることもあったしどうもありがとうございました!!


将監小屋のおやじさんからはなんとびっくり、奥多摩の鹿のレバーならぬ鹿刺しを差し入れで頂きました♪
レバーが無理な私もせっかくのご好意を…と思い、物は試しに。。。頂きました。w。
山小屋ならではの御持て成し☆
おやじさんご馳走様でした♪




予報とは裏腹に降らなかった雨…。
だけど、小屋泊に切り替えたことで出会えたここでの出会い。
何事もきっと偶然ではなく必然なのだろうなぁ…と、感慨に耽りながらの就寝。

さてさて明日は初のカモシカ山行の予感…☆









コメント

  1. 今日は宴会に行き着くまでのストーリー
    だけだね(+゜▽゜)/

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  2. たかちゃん★この日はただただひたすら単調退屈なトラバースやたもんで。。。w。しかも12時半で打ち止めやたしねーまさかの真夜中の大雨にはびっくりやたけど・・・。

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