奥秩父甲信単独縦走@Day1 雲取山









奥秩父甲信単独縦走。





なんとなく思い立った今夏の集大成の山旅。
気づけばそれはあっとゆーまにやってきて、あっとゆーまに過ぎ去って。
未だに実感があるようでないような、現実離れした6日間だった。
たった6日前の奥多摩を出発したあの夜から一週間が過ぎ。
現実に帰ってきてまた日々の時間の流れに沿う。
思い返しても本当に歩いてきた道が現実のものだったのかとさえ、感じてしまう。
そんな今回の長山旅の日々をblogに書いてる今、
やっぱり感じることはたったひとつ。
今すぐにでもまた、山歩きをしたい。
山で太陽を風を夜を、感じていたい。
さて。
6日間ということで、相当な長い文章になることは必至なので。
相変わらずの自己満足blogということでご了承下さいませ☆w。
Day 1st☆奥多摩St野営に始まる雲取☆
先々週茜と下見がてら行った雲取縦走。
この時は西荻の茜の家へ前泊させてもらい、始発で奥多摩へ。
しかし今回は単独行。
そんなわけにもいかず、仕事から帰って慌しくも終電より随分前の東京発@中央線。
大荷物のため随分と早く乗ったにも関わらず、あの金曜夜の中央線の混み具合は半端ない。。
まさしく椅子取り争奪戦…。
角っこの定位置確保、仮眠、と思いきやちっとも眠れず。。
立川、青梅と乗り換えを省くために乗った早めの電車がなんと遅延するという大事態。
立川乗り換えで必死で走って乗った車両は青梅で切り離し分断されるとか。
でもってまたもや走る焦る。
乗り換え20分以上見てたはずなのにこの遅延のおかげで、なんでか立川発奥多摩青梅線終電。。
青梅では後続列車の待ちで停滞30分。
早くも奥多摩駅に辿り着く前に半ばふらふらでした。
そんなこんなで随分と早めに出たにも関わらず終電+奥多摩駅着は夜中廻った1:30AM。
良いんだか悪いんだか、最期30分待ちで少し仮眠できたくらいで。
バス乗り場で駅ビバークしてやろーと思ったけれど…
この週末は幸か不幸か誰もおらず。。


先々週末は♂たちビバークしてたし、誰かいたら心強かったのになーと。
しばらく寝てみようとするけれどどうにも寒過ぎる。
そして真っ暗過ぎるのにやたら車は通るし、不審な人影もあるし…。
眠るに眠れずしばしその辺をうろうろ。
よっぽどカモシカ山行で奥多摩駅から鷹ノ巣経由で雲取目指そうかと思ったし。。
仕方ないので、駅構内の灯りが微かに照らされているベンチのところで座っての仮眠。
この時点でまだまだ3:00AM前…。
始発のバスが動くまではあと3h。
フリース着てダウン着て完全防寒しててもまだ寒かったー。
厳冬期仕様ダウン更に重ねようかと思ったけれど、なんとか耐えてみる。
そしてよーやく始発のバス。
ほんの少しだけ早めに乗り場につけてくれたバスの車内でそっこー丸くなる。
が…
奥多摩着始発電車でドカドカと乗り込んでくる登山者の人たちのあまりのうるささに苦笑い。。
一瞬で埋まった奥多摩発鴨沢行きの始発バスでした。
もうこの時点で今日はなんとしてでも飛ばさないと、、、と心に誓う。
日帰り登山なのか小屋泊まりなのかみなさんやたらに軽装。。w。
大荷物担いでるのは私くらい、、、
それでも何人かはマット括り付けたりと。
幕営なのかなーと思い探りを入れてみる。
避難小屋に泊まるのか幕営なのかもすべてリーダー任せでわからないーなんて言ってるおねーさん…。
はたまたびっくりと同時に失笑。
とにかく急がなきゃいけないことには変わりない。
というわけで。。。
バスを降りてから登山口までの入口がわからないのか、準備でゆっくりしている人たちを尻目にひたすら必死。

やっぱり下見しといて良かったよーでだしこけたら本当笑えない。。
下見の重要性を嫌と言うほど実感。
そして一度歩いている山道だからか歩きやすいし不安もないし。
山頂までのペース配分や、しんどい箇所や、そういったものが頭に入っているのでかなり快適だった。
(まぁ、実際重たいことには変わりないんだけど。)
途中で何人か抜かしたり追いついたり。
道がわからないのか立ち止まってる人たち。
ペース配分速過ぎて休憩している人たち。
この日の雲取に訪れる登山者のほとんどの人たちが軽装で、山屋さんといった類には感じられない人たちばかりな気がした。
まさしく紅葉ハイク☆
それも素敵だけど、中にはこちらが心配になるような人もいたりして…
それでもまぁ、雲取ならこれだけ人がいるから、万が一のことは起きないだろうと。
言い聞かせ先を急ぐ。
七ツ石山小屋では先々週会ったおやじさん、サスケさんが不在で新しいおやじさんと会話。
富士山が本業だというおやじさん、名刺を頂いたので今度また富士山へ行こう♪
ここで今夜の水確保をして、さくっと山頂へ向かう。
奥多摩小屋でも水確保はできるのだけど、奥多摩小屋で休んでしまうと最期の登り返しがきついから。








七ツ石から奥多摩小屋へ向かう道は雲取の中でもいちばん大好きな道。
石尾根に出て視界が拓けて富士の山が見えて。
足元では落ち葉がカサカサ音を立てて。
暖かい陽射しの中を少しずつ少しずつ歩いてく。
荷物は大荷物。
肩にずっしり圧し掛かるし重たい。
そしてこの日は天気も良くてとにかく暑い。。
だけどなんでかわくわくして、先が見たくて仕方ない♪
先々週末は雨の中、ガスの中の真っ白な世界だったから尚更ね。

奥多摩小屋で休憩している人たちの団体を横目で見やりつつ小雲取山への登り返し。
 











途中朝追い抜いて行ったおじさんと擦れ違う。
やっぱり早いなぁ…そしてこの方随分と健脚。。
瑞牆まで縦走するんじゃー無理ないよと笑って言われたけれど…
それでもここまで速かったね。と言われ少し上がる。w。
おじさんにパワーを貰って最期の登り返しを越えていく。


道中間に入ってしまった団体パーティのおじさんたちにも話し掛けられ、励まし合いながら登る。w。

小雲取を越えて目の前に拓けた稜線。
赤屋根の避難小屋。
先々週とはまったく違った風景。
そのどれもが瞬間で気に入った♪
そしてこの日の宿、避難小屋着@13:30PM。





てっきりもういっぱいだろなーなんて思ってたもんだから、開けた瞬間びっくりした。
なんと私がいちばん先客だったとゆー事実。。。
まさかの今夜もまたひとり…?て、一瞬過ぎったし。w。
一先ずいちばん角っこの土間に近い場所を確保。
明日の朝も早出の予定だから尚更土間に近くないと◎

そしてどうにもこうにも疲れてたのと眠れなくて睡眠不足だったのとで、仮眠しようとシュラフに潜る。
ここに来るまでに何度か半端ない睡魔に襲われふらふらしてて。
よっぽど奥多摩小屋で幕営しようか迷ったけれど…
朝焼けのモルゲンロートと翌日の距離を少しでも短縮するために必死で登ってきて。
だけど、その選択は間違いじゃなかった。

私より遅れて20分後くらいにやってきた息子連れのおじさん。
てっきりおなじくらいの大荷物だしかっこもかっこだから山小屋の人かと思いきや、後から♂がやってきて。w。
やっぱりおなじように驚いていたこのパパさん。
私同様必死こいて雲取山荘から駆け上がってきたんだそうだ。
避難小屋てば本来早い者勝ち的なとこあるからねーなんて、みんな考えることは一緒みたい☆
そこからどれくらい眠ったんだろう…。
そんな長い時間も眠ってないけれど、人の声や音で目覚めてみたら他にも何人かちらほらと。。
中でも驚いたのは友達の彼にここで偶然にも出会ったこと。
それもお互い知らずに話していて、話途中から彼にもしかしてチロちゃん?て、、、
言われて、あれれ?ってなって、びっくり…☆
彼女に聞いてはいたものの、幕営だからきっとここでは会わないだろうと思っていた私。
偶然というよりもはや奇跡的な出来事。
彼女より先に彼にお会いするとは…
と、恐縮でした。w。
 


だんだんと人が増えてきた避難小屋を出て、外では先程のパパさんと息子さんとおばさんと。
赤く染まりつつある夕空を眺めながら山話。
山頂はツアー客の人たちでごった返し。
一応写真だけ撮りに行ってみる。w。
知らないおばちゃんがやたら撮ってくれて助かりました♪







小屋の前へ戻ったら、後から合流した私とおじさんたち二人と、友達の彼と。
気づけばみんな仲良くなってて自然と話してて。
雲取の夕空の下で早くも乾杯☆
そしてそこからは大宴会の始まり始まり♪

富士山を背にみんなで乾杯☆!!


お知り合いだとばかり思ってた、パパさんとおじさんたちは知り合いでなかったらしい。w。
これまたみんな初対面でたまたまあの早い時間に小屋で偶然にも一緒になった人たちだったとか。
そんなことも感じさせないくらいになちゅらるなみんなでまったりなひと時を過ごせた。

暗くなって小屋にはこれ以上は入れないってくらいの人たち。
17:00PM頃になってもまだランプつけて登ってくる人たち。
そのあまりの軽装さに頭を抱えたくなる始末…。
若者が大半だったけれど、これから山頂越えて山荘側へ下りて行くのに大丈夫なのかなーとか。
人のこと心配してる程余裕があるわけぢゃないけれど。
そんなこんなで私たちは土間で始めた大宴会☆



みんなで持ってきた食材出し合って囲んで和洋折衷の夜御飯♪
中でもみっきーお手製のトマトとビーンズのスープライスがいちばん美味かった♪
そして岡さんの持参したモツ鍋とうどんにも感動☆
よくあれだけの食材を持ってきたなーと、すごい♪










そして真っ暗な中飲みながら星空を眺め。。
お決まりの珈琲たぃむにお酒に。


朝焼けをみんなで見ることを約束して就寝…☆
こんな具合であっとゆーまに過ぎてった1日目でした。w。

コメント

  1. 初日は楽しい宴会から始まったみたいだね!
    すぐ打ち解けるちろちゃんの特技炸裂だ(笑)

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  2. たかちゃん★初日っからなんだかはちゃめちゃな感じやたー。w。まさかの出逢いとかあったりで、びっくりやたし♪
    そしてまたいつか、雲取山頂小屋で再会するんだ♪

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  3. チロちゃん、お帰りー。
    お疲れ様でした。
    また、どこかで、酒盛りだぁ!!

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  4. みっきー★おはよぉ♪そしてメルとコメントさんくす☆
    ほんとまた年内中にどこかのお山で酒盛りしたい!!岡さんにも聞いてみてー??みんなの知ってるとゆーことで、みっきが強制幹事ですな。www。よろしく♪

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