奥秩父甲信単独縦走@Day 4 雁坂~甲武信
5:30AM@雁坂峠からのモルゲンロート。
さすがに日本三大峠と称されるだけあって、見事な朝焼け。
なんだかんだと一人でもぐっすり眠れてしまったのはきっと、大好きな銘柄のワインのおかげかもしれない♪
小屋の土間の上の畳で、シュラフに包まって目覚めた真っ暗な夜明け。
3:30AMには起きて朝御飯作って食べて。
今日は甲武信まで歩くからしっかり食べなきゃと思い立って、活動開始。
モルゲンロートに間に合わないかも!!
と、思い、早々に小屋を出る準備して出発。
小屋番さん、御世話になりましたと、心の中で御礼を伝える☆
小屋から雁坂峠へまっしぐら。w。
活動開始間もないからか少し和らいだ気がする痛み。
この日のモルゲンロートは雁坂峠まで出ないと見れない、、、、と思い、必死で峠へと向かう森の中。
この日の一瞬一瞬の空模様…☆
そしてモルゲンロートに染まる富士。
朝焼けが染めていく山々。
木々の隙間から光射す朝の足音。
森の道に照らし出される自分自身の影。
これから歩く道はこの光が照らしていってくれる。
雁坂峠から雁坂嶺へ。
ここも山梨百名山☆
今日は破風山、それも東破風、西破風と乗っ越し、はてには木賊を乗っ越しての甲武信ヶ岳。
時間にして4hくらいの感覚だけど…
破風という山の手強さはその名前だけではなかった。。
今回の縦走路中、様々な山頂を踏破していく上で、気になっていた山。
それが破風山。木賊山。
そぅ、雁坂~甲武信の間のこの山々。
至って単純。
名前がかっこいいから。
花崗岩の山容を持つ山だから。
荒々しい様相を纏う山のような気がして、中でも気になっていた。
そして想像通り。
破風、木賊。
どちらも私の思ってた通り、いや、それ以上の山だった。
東破風。
まずここまで辿り着くまでが長い。w。
雁坂峠から嶺を越えて破風の取り付きに掛かるまでが既に勝負所。
昨日雁峠で擦れ違った甲武信からの縦走のおじさんが言っていた一言。。。
『破風はねぇ、、、とにかく長いよ。。苦笑。本当にただただ長い。それに尽きるね。』
まさしくその通りだと思う。
とは言え、東破風山頂付近から見る景観は御見事☆
荒々しい花崗岩の山容を持つこの山々、激痛抱えた私にはきつかったけれども、物凄く魅力的な山だと思う。
そしてこちらが西破風山頂から見る景観。
こちらも御見事。
山頂付近は花崗岩で覆われていて、なかなか非日常な場所。東破風、西破風合わせて破風山なのだろうけれど、どちらも共に魅力を備えた山。
そしてこちらが、西破風山頂から下る時に眺めた木賊の山。
大岩のガレた西破風の下山路を必死で一歩一歩と下り、またあの森の中を登り返して行くんだ。
本当はここまで辿り着きたかった昨日。
破風の避難小屋。
将監で出会ったおじさんが、破風の避難小屋は綺麗になったからなぁ…。
なんて、言ってたけれど、実際いちばん今まで見た中で綺麗な小屋だった。
破風小屋のコルから延々と木賊の取り付きに掛かり登り返してく道。
ふっと拓けた視界に飛び込んできた白砂の岩たち。
甲信にもこんな場所があるのか…
と、北アルプスで味わった感動を再体感するような感覚だった。
青い空に白い砂。
そして遠くにはやっぱり富士。
辿り着いた木賊の山頂。
きつかっただけに、あとは甲武信小屋への下りだけかとほっとする。。。
とにかく空模様が綺麗。
なんだかんだと甲武信小屋には11:00AM前には到着して、それでも雁坂からやっぱりCT超えて、1.5hくらいオーバーしてるのだけど…。
このまま国師超えて大弛までは無理と判断し、今日も早々に打ち止め@甲武信小屋。
ここで今回初幕営☆
と、なるので、初めての野外設営♪
一度家で実践したけれど、ステラはとっても簡単なので、あっさり設営完了☆
小屋のおやじさんにビール売ってもらって、御飯食べてそっこー昼寝。w。
(この時点でまだ12:00PMくらい。)
昼寝のつもりが結局眠れず、私が着いた頃には早過ぎて誰一人いなかった甲武信小屋へもちらほらと到着する人たちの声が。。
幕営する人いないのかなーと、お散歩兼ねて外に出たらちょうど到着したばかりのおじさん3人組みにご対面。
どんな流れか、三宝行くけど行かないかとお声掛け頂き、せっかくなのでご一緒させて頂くことに♪。w。
(本当どんな流れだったんだろう。。)
三宝山は埼玉県最高峰だとか、、随分と後で帰ってから知ったのだけど。
40分のハイキング♪
荷物もなく、アタックザックでるんるんなハイクだった♪
荷物がないってなんて素晴らしいんだろぅって。w。
実際好きでやってるのにね。
小屋泊のおじさん二人はなんだかんだと、しんどそうやったけれど、私はめっちゃ楽ーに歩けてて。
ついつい脚が痛いのも忘れてしまうっぷり。
三宝は眺望がなかったので、残念だったけれど…そのまま帰りに甲武信まで足を伸ばすことに。
遮るもののない拓けた山頂から見渡す自分が歩いてきた縦走路。
そして明日からまた越えていくこれから歩いていく国師への縦走路。
果てしなく長く続くその先に見える最終最期の目的地、金峰山。
五丈岩。
それらすべてが見渡せる場所はこの縦走路中、ここしかないかもしれない。
それが甲武信ヶ岳。
おじさんたちとのお散歩ハイクを終えて、小屋に帰ってからはお決まりの野営宴会☆
この日はおじさんたちに囲まれながら、あと唯一今回の縦走中出会った♀、それも単独行、という素敵な出会いに恵まれ夜が深くなるまでまったりなひと時を過ごした♪
この日はいい天気で素晴らしい景色だね♪
返信削除木賊山も甲武信も5月に来たときは、深い雪の中
だったから、青い景色もいいなって感じです。
ここで張ったんだ(ノ^^)ノ
楽だったでしょ♪
たかちゃん★雁坂~甲武信間が何気にいちばん大好きかもしれない縦走路としては♪メリハリある道やたし、破風の山が魅力いぱいやたし♪
返信削除木賊も甲武信も5月に踏んでるんだね★
深い雪の中かぁ…今度は雪のある破風を踏みに行こう♪