奥秩父甲信単独縦走@Day 5 甲武信~国師、大弛

5:30AM@甲武信ヶ岳

この日も甲武信山頂からのモルゲンロートを見るために目覚めは4:00AM。
前の日の晩に飲んだ人たちには朝一、一番に出ることを告げておいたので、当然甲武信小屋で誰よりも早く起き誰よりも早く活動開始。夜明けの甲武信は譲れないって、思ってまた20分程の山頂への登り返し。



誰もいない真っ暗なガレた道をひとりで登っていく。
昨日下って来た時にカモシカ山行すべく今日の道をなんとなしに踏み締めながら下りてきたつもりだったけれど…
やっぱり途中でふと不安になった道。w。
真っ暗だとどうしてああもわからなくなるんだろうか不思議。
人間の感性て本当謎に包まれてるなー。

そして誰もいない山頂でたったひとりのための朝焼けの空を独り占め。


今まで4日かけて歩いてきた道。
そして今日また歩いていく道。
そのどちらも見据えることができる甲武信。
誰もいない山頂に別れを告げ、国師への道を歩き出す。


甲武信~国師間は話にも聞いていたけれど…
やっぱり長過ぎた。
そぅ。
ここがこの縦走中いちばんの正念場だったかもしれない。
長丁場。

怪我していない脚ならば、状況は違ったと、思う。
甲武信からの下り、ガレた西破風からの下りのような道。
樹林帯に入るとうっそうとした薄暗い樹林帯。



そしてそれがひたすら延々と続く国師までの道。

怪我していない脚だったとしてもきっと、その間の精神力を保つことは難しかったと思う。
通常に歩いたとしても6h。
巻くに巻けないその道程、結果的に国師山頂までは7h。
その間前日よりも一層段々と痛みが増していく左脚を引き摺りながら一歩また一歩。
といった具合に。


必死の思いで辿り着いた国師山頂。
せめてここくらいはのんびりしようと、大絶景を眼の前に山頂どん兵衛♪
しっかり1hくらいはまったりしたかなー。
ここの山頂から見える金峰の五丈岩の姿が、ようやくここまでやってこれたという実感を感じさせてくれる。

まったりした後は、大弛まで下る途中で北奥千丈岳へ寄り道♪
分岐点にザックデポってるんるんで歩くこと5分。

ここは奥秩父最高峰らしい☆

せっかくなので立ち寄ろうと決めてたこの山頂。
ここからは金峰の五丈岩がすぐ見渡せる。

あの場所までもう少し…。


最期は気が遠くなるような木の板の階段を一歩、また一歩と下りて大弛小屋へ。


台風の土砂崩れで封鎖以降、一切人が立ち入らないため小屋番さんも入れ違いで下りてしまったようで。。
またもや番人不在のなんとなく寂しげな小屋。


最終最期の幕営地はここ大弛峠。
最期のワインを飲み切って明日の金峰への思いを馳せて早々に就寝。


コメント

  1. 7hは長いね(;゜△゜)
    しかもまた一人、強い精神力です。
    お見事♪

    返信削除
  2. たかちゃん★7hよりもなによりも…甲武信からの~樹林帯と国師のタルからの3h程?かな、長かったー。国師のピークまでが何度か偽ピークらしきものに騙され。w。空木の第一ピークならぬ偽ピークやった。w。
    精神力はかなり鍛え抜かれますな♪

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

奥秩父甲信単独縦走@Day1 雲取山

奥秩父甲信単独縦走@Day 3 将監~雁坂

奥秩父甲信単独縦走@Day2 飛龍山~将監峠