The days of the North farm***
8月初旬に都内の家を引き払ってから早三ヶ月が経ちました。
たった三ヶ月と言えど、ものすごく密度濃い日々を過ごしたこの三ヶ月…。
遥々北の大地の更に道北のなぁんもない大地へとやってきた三ヶ月前。。。
夫婦揃っての牧場勤務在住の生活が始まり過ぎてそして終わり、、、
なんだか本当にあっというまのようなそれでいてものすごく長い間ここにいたような日々。
毎朝まだ夜が明けない真っ暗なうちからこっこたちの御世話。
そしてママ牛たちの御世話。
時にはママ牛に襲われそうになったり(本当はじゃれたかっただけみたいw)、じゃれようとして逃げられたり、人間を恐がって決して寄ってこないママ牛たちもいれば、こっこたちはどの子もみんな無邪気で純粋でかわいくて。
ここにいた三ヶ月という日々が短いのか長いのか、自分自身わからないけれど…。
ここにいた日々の中でママ牛たちに教えられたこと、こっこたちに教えられたこと。
数え切れない程たくさんの大切な何かがある。
それでも旅立っていくこっこたちもいた。
牛たちに教えられたこと。
この北の大地が教えてくれたこと。
すべて掛け替えのない人生の宝物。
一頭一頭毎朝毎晩声掛けて、OFFの日も会いに行って、やんちゃっぷりをめいいっぱい発揮して甘えてくれたこっこたち。
何度も何度も脱走してみては構って遊んでー♫って、なついてくれる子たち。
みんな大好きで大好きで、最期のお別れがとてつもなく切ないなぁ…。。。
ここの子たちはそれはそれは早く大人にならなきゃいけなくて。
生後一年経たない内に大人へのStepを上がらなくてはいけなくて。
もちろん仕事なので仕方のないことなのだけど…その矛盾がいっつも邪魔してた。
♀は生後一年未満。♂はもっと早く数日単位で。
♂こっこの最期の姿が今でも眼に焼き付いて忘れられない…。
業者トラックに連れてかれる最期の瞬間。。。
最期は自分がトラックの荷台まで連れて行った。。。
あの時のあの子の顔が今でも忘れられなくて…忘れない為にもiPhoneもMacもあの子のPhoto。
ここに居て耐えられなかったことのひとつ。
それが牛を牛と思って、接すること。
動物にも感情はある。愛情も伝わるし感じる。傍に居て見てればわかる。
だからどうしてもそれができなくて苦痛だった日もあった。
そんな日々ももうこれで最期で終わりなんだなーと思うと、それはそれで切なくて。
後に残していく今気に掛けてる子たちの今後がとっても気になる始末…。
当初春まで滞在する予定だったこの牧場。
最悪の事態の展開なんてきっと誰も予期してなかったはず。
手根管症候群(CTS)になってしまうなんて、思ってもみなかった。
もちろん牧場勤務だけが原因のすべてじゃない。積み重なった要因がすべて原因。
二時間掛けて行った専門の整形外科でMRI撮って脳や脊椎でないとわかっただけ安心…するべきなのか。
私にとっては人生幾度目になるかわからない挫折の瞬間。
今でこそBlog書いたり料理もできるようになったものの、発症する前の二ヶ月そして今月は本当に辛かった。
それでもこっこたちの愛らしさに救われつつ癒されつつなんとか乗り越えれた日々。
あの子たちに心からの感謝とお礼を言わなきゃって思う。
大好きな愛らしいこっこたち。
いっつもいっつもやんちゃなことばかりして、おっきな眼とおっきな耳とで遊んで遊んでー♫って、飛びついてきて。
暴風雨の日も雷鳴激しい日もものすごく冷え込んだ日もいつも、一緒だった。
明日からは牧場生活も終えて、また何もない単調な日々の始まりかもしれないけれど…
素敵な日々と想い出をどうもありがとう❤
旅立っていったこっこたちもママ牛たちも、これから産まれてくるこっこたちも、今を一生懸命生きているこっこたちもママ牛たちも、みんな一瞬でも私たち人間からほんの少しだけでも愛情を受けて感じれてることができますように…。
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